
アフィリエイト初心者は本を読むべきか|選び方と読んだ後にやること
アフィリエイト初心者が本を読むべきかという答えは、読んでから止まる人が多いという一点に集約されます。本は仕組みを教えてくれますが、承認される案件や実際の数字までは教えてくれません。
この記事では、本で学べる範囲と、私が5年間で得た実際の数字をもとに、読んだ後にやることまで説明します。
本で学べることと学べないことの境目
本を読んで身につくのは、ASPの仕組みや記事の型といった土台の知識です。案件の探し方や禁止表現のルールも、体系立てて学べます。
一方で、どの案件が承認されやすいかや、実際の登録率は本には書いてありません。著者の実績と自分の実績は、ジャンルや時期が違えば同じになりません。
| 本で学べること | 本で学べないこと |
|---|---|
| ASPの仕組み | 自分の登録率 |
| 記事の型・構成 | 承認されやすい案件 |
| 禁止表現のルール | 続ける中でのつまずき |
私の場合、本で学んだ知識だけでは、登録率7%という数字にはたどり着けませんでした。数字は自分で記録して初めて分かるものです。
本に載っている案件例も、そのまま使えるとは限りません。ASPの案件は入れ替わりが早く、本の発売時期によっては、紹介されていた案件がすでに終了していることがあります。
本を読み終えた段階では、まだ案件も選んでいませんし、記事も1本も出ていません。ここまでは準備であって、結果にはまだつながっていません。
初心者が本を選ぶときに見る3つの基準
本のタイトルや評価だけで選ぶと、内容が古い場合があります。私が本を選ぶときに見ている基準は、次の3つです。
- 出版年が新しいか(ASPの仕組みや案件は数年で変わります)
- 無料オファーか物販か、扱う分野が明記されているか
- 著者自身の失敗が書かれているか(成功談だけの本は再現しにくいです)
1つ目の出版年は、奥付や増刷の年で確認できます。古い本ほど、載っている案件やASPの画面が今と変わっている可能性が高くなります。
2つ目の分野は、目次を見れば分かります。無料オファーと物販が混ざっている本は、どちらも中途半端な説明になりやすいです。
3つ目の著者自身の失敗が、実は一番大事だと感じています。うまくいかなかった時期の数字がある本は、自分の状況と比べやすいからです。成功談だけの本は、数字が良い時期しか書かれていないため、比較対象として使いにくくなります。
私が本だけでは分からなかったこと
私は2021年5月から2026年5月までの5年間、無料オファーアフィリエイトを続けました。使っているASPのうち一社ぶんの実績は、アクセス16,993回、登録1,228件、報酬2,271,200円です。
登録率は7%、1件あたりに割ると約1,850円でした。この数字は、本を読んだだけでは出てきません。実際に記事を出し続けて、初めて見える数字だからです。
| 項目 | 私の実績(一社ぶん) |
|---|---|
| 期間 | 2021年5月〜2026年5月 |
| アクセス | 16,993回 |
| 登録数 | 1,228件 |
| 登録率 | 7% |
| 報酬額 | 2,271,200円 |
登録率を左右するのは、主に3つです。入力項目が多い案件ほど登録率は下がり、案件の説明が読者の悩みとつながっていないと下がり、紹介文と案件のジャンルがずれていても下がります。
本を読んだ段階では、この3つのどれが自分の登録率を下げているのか、判断する材料がありません。記事を出して数字を見て初めて、どこを直せばいいかが分かります。
本には出てこない「非承認」という壁
本の多くは、登録が入るところまでを説明して終わります。しかし登録が入っても、広告主に認められなければ報酬にはなりません。
登録率とは、ページに来た人のうち登録した割合です。承認率は、その登録のうち広告主に認められた割合で、この2つは別物です。
非承認になる原因は、入力ミスや対象条件外など、こちらの紹介の仕方で防げるものと、広告主側の予算上限のように防げないものに分かれます。私が実際に承認された報酬の例は、1,300円と1,500円でした。
この非承認という段階そのものを、本で読んだ記憶はありません。登録が入ったあとに何が起きるかは、自分のASPの管理画面を見るまで分からないことでした。
本の知識だけで動いて失敗したこと
本で学んだ型どおりに書いても、うまくいかない時期がありました。note記事を59本書いて、表示は合計106回でした。
別のサイトには107,114人が来ましたが、登録は0件でした。中身を確認すると、機械的な流入で、記事を読んでいる人がほとんどいませんでした。
- アクセスを増やしても、登録につながらない流入がある
- 本に書かれた型だけでは、読者の悩みに刺さらない場合がある
- 数字が悪い時期こそ、原因を分けて見る必要がある
この2つは、原因が別物でした。noteの59本は、そもそも表示される回数が少なく、読者に届く前の段階でつまずいていました。
別サイトの107,114人は、逆に表示は十分でしたが、来ている人の悩みと案件が合っていませんでした。アクセス数だけを見ていたら、この違いには気づけませんでした。
AIの利用料に30万円以上払った時期もありましたが、それだけでは数字は改善しませんでした。ツールより先に、どこでつまずいているかを特定する必要がありました。
本を読んでから実際に動くまで何をすればいいか
本を読み終えたら、次にやることは4つです。
1. ASPに登録して、無料オファーの案件を探す 2. 単価だけで選ばず、読者の悩みとつながる案件を選ぶ 3. 記事を1本出して、アクセス数と登録数を記録する 4. 登録率を計算して、自分の基準として持っておく
1つ目のASP登録は、審査の緩い案件から探すと、実績を作りやすくなります。本に載っている案件名だけを探すのではなく、ASPの管理画面で最新の一覧を確認します。
3つ目の記録は、表計算ソフトで十分です。日付・アクセス数・登録数の3列があれば、登録率はその場で割り算できます。
私の登録率7%は、この4つを5年間繰り返した結果です。最初の1本で同じ数字が出るわけではありません。
初心者向けの本はどのジャンルを優先すべきか
物販アフィリエイトの本を先に読む人が多いですが、無料オファーの方が読者の心理的なハードルは低くなります。商品代金を払う必要がなく、登録するだけで完了するからです。
| 比較 | 物販 | 無料オファー |
|---|---|---|
| 読者が払うお金 | 商品代金 | 0円 |
| 検討にかかる時間 | 長い | 短い |
| 登録までの心理的ハードル | 高い | 低い |
最初の1冊は、無料オファーか物販かを明記した本を選ぶことをおすすめします。分野が曖昧な本は、自分がどちらを実践すべきか判断しづらくなります。
本を読んだ後によくある3つのつまずき
本を読み終えた人から、次の3つの場面でよく止まると聞きます。
- ASPが複数あって、どれに登録すればいいか決められない
- 案件が多すぎて、最初の1つを選べない
- 記事を書く前に、非承認になるのが怖くて手が止まる
この3つは、どれも本の中身とは関係ありません。実際に手を動かして、数字を見ないと解消しない不安だからです。
私も最初の登録では、案件選びに時間をかけすぎました。今は、対象条件が明確な案件から先に選ぶようにしています。
本を読むこと自体は、始める前の準備として意味があります。ただし、本を読み終えた時点では、まだ数字はゼロです。
まずはASPに登録して、案件を1つ選んでみてください。登録率7%という数字は、動き始めてから初めて比べられる基準になります。
本を何冊読んでも、この基準だけは手に入りません。自分の数字は、自分で記事を出した分だけ増えていきます。